内容説明
死に逝く者からの、残された者へのメッセージ!妻裕子が上咽頭がん頚部転移の再発を繰り返し、8年に及ぶ闘病生活の日記と夫婦愛の記録。末期は凄まじい顔貌となり、見えない・聞こえない・喋れない・食べられない…しかも頭脳明晰…安楽死を受け入れての尊厳死…。
目次
序章 ピョンタありがとう
第1章 「がん」告知―一九八八年~一九九六年(不安な新婚生活;告知 ほか)
第2章 明日をも知れぬ命の中で―一九九六年二月~一九九八年五月三日(そして、再々発;五年ひと昔 ほか)
第3章 尊厳ある安楽死―一九九八年五月七日~同年七月二十三日(最後の入院;心の中での対話 ほか)
終章 インド巡礼の旅
著者等紹介
小川裕子[オガワヒロコ]
1962年5月名古屋市東区に生まれる。1981年3月市邨学園高等部卒業後社会に出るが、奮起し1985年一宮女子短期大学幼児教育学科に入学し、1987年3月卒業。教育実習時に自分には合わないと思い、名古屋市内の百貨店で働く。1998年死去
小川幸三[オガワコウゾウ]
1954年5月愛知県扶桑町に生まれる。1973年滝高等学校普通科、1979年信州大学農学部卒業。6年の学生生活で水商売から土木作業員・香具師等あらゆるアルバイトを体験する。大学卒業後、親の経営する小川石油(株)に就職し、会社発展に尽力する。1979年可児市に支店を設け、所長として妻裕子と働く。1998年裕子死の翌年、デイケア職員となり介護マッサージを覚える。資格を得るため、2002年米田柔整専門学校の夜間部に入学し3年学ぶ。柔道整復師の資格を得て、大口町のさくら病院リハビリテーション科勤務となり現在に至る。運動療法機能訓練技能士・介護予防運動指導員・ソフト整体師の資格も得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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