内容説明
日本の教育につける薬はあるのか!?著者60年の教育実践と最先端の現場から、“人生の必修科目”を提唱。
目次
プロローグ 今、私が一番言いたい学校教育への提言―未履修問題等、迷走する日本教育の問題点と打開策
第1部 特別対談 教育に「品格」をもたらす日本の伝統文化(観世清和;鵜川昇)
第2部(今、教育現場で何が問題なのか;チャレンジすることの意味;試験がなくて、何で勉強するものか;「ゆとり」とは「余裕」、万全になったときの気持ちからうまれる;「いじめ」の根絶をあきらめない;ボランティア精神―嫌なことでも、やらせるのが教育;知性のレベルは、マナー・道徳・倫理観にあらわれる;子どもを見れば、育てた親と教師がわかる;日本と世界を見据えて;限りある人生を意義あるものにするには;日本の教育につける薬はある)
著者等紹介
鵜川昇[ウカワノボル]
1920年東京都生まれ。東京高等師範学校(現・筑波大学)卒業。公立高校などの国語教師を15年務めた後、1964年桐蔭学園開校と同時に校長に就任。現在、桐蔭学園高校、同中学校校長、桐蔭横浜大学学長、桐蔭学園理事長、およびドイツ桐蔭学園理事長を兼任。独自の指導方法で東大はじめ一流大学に全国有数の合格者数を誇るほか、夏の高校野球での優勝をはじめとするスポーツでの活躍、日本の歴史・伝統を生かす学術・芸術施設の充実など、文・武・芸の三道教育をめざす人間教育で注目を集める。また、神奈川県教育委員長、中教審臨時委員を歴任した他、母校筑波大同窓会茗渓会理事長、筑波大学経営協議会委員、神奈川県政改革懇談会委員として大学・高校などの教育行政にも積極的に発言してきている。とくに最近は、中等教育学校を設立し、一貫教育による学校教育の改革・充実を図るほか、自分の教育者としての原点である国語教育の見直しによる日本人教育・人間教育に熱意を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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