内容説明
息子は十七歳の、人生の何たるかもわからない生意気盛りに、正論を吐き、赤子の如き詩を遺して自殺した。「なぜ、どうして」という疑問が今回のルーツ探しのきっかけでもある。同じ血と、同じ名前をもった私の祖先は、遠い昔この地に立って何を見たのだろう―素人主婦が、自らのルーツを求めて、東西の古代文明史を駆け巡る。
目次
プロローグ 歴史、この重たいもの
第1章 ネアンデルタール人
第2章 エジプトおよびプント人
第3章 或る夢のようなお伽話
第4章 応神の頃
第5章 関係史跡、紀行資料
エピローグ 亡息のこと―遺稿集『青春のアンプロンプチュ』より
著者等紹介
関山久重[セキヤマヒサエ]
大正15年生まれ、石川県出身。私立跡見女高卒。戦時中、中島飛行機勤務。戦後、配炭公団石炭研究所勤務。昭和47年、三省堂より亡息と共著という形で『あの子は帰らない』出版。昭和48年中央公論社より遺稿集『青春のアンプロンプチュ』自費出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- やさしい腰ヘルニア物語