内容説明
子供時代に満州で戦争を体験し、辛い引き揚げを経た後は、周囲からの支えで教員としての道を歩み続けた。それらの思い出は、俳句の中で今もなお色褪せずに息づいている。読む人の心に鮮やかに情景を描き出す句と、自分に関わった人達への愛情を感じさせる文章を組み合わせた「俳句エッセイ」集。
目次
序章 父の句碑
第１章 満州へ
第２章 終戦
第３章 望郷
第４章 教員に
第５章 家族
第６章 我が家
第７章 障害児と共に
第８章 俳壇
第９章 弟よ
第１０章 叙勲
終章 六十年ぶりの里帰り
著者等紹介
藤原鴻一郎［フジワラコウイチロウ］
１９３０年（昭和５年）生まれ。高知県出身。４才から１６才まで満州に在住、引き揚げで帰国。２０才から７５才まで、高知県で小学校、東京都で小学校と養護学校、山梨県で短期大学等の教職生活を送る。現在は東京都在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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