内容説明
昭和5年、樺太へ渡り、移民事業に携わった著者。戦中、戦後の激動期を、さまざまな苦難にみまわれながらも前向きにたくましく生き抜いた、実り多き89年の生涯を綴った記録。
目次
第1章 私の履歴書(始めに;幼少期から少年時代 ほか)
第2章 徒然なるままに(清く正しく健やかに;初めての高齢者学級 ほか)
第3章 旅行の思い出(ヨーロッパ旅行の思い出―古希を記念しての旅;出羽三山詣り ほか)
第4章 父の思い出(私の思い出;父のこと、母のこと ほか)
著者等紹介
尾崎幸信[オザキユキノブ]
1911年2月20日、宮城県に生まれる。1930年樺太に渡り、財団法人海外中央協会の事務員となる。1932年樺太庁入庁、傭人、雇員、判任官(属官)となり、1945年8月まで移民の人達のお世話をする。1948年労働事務官として公共職業安定所に勤務し、迫、気仙沼、古川の所長を経て定年退職。1969年津島毛糸紡績株式会社古川工場事務長として入社。1973年第二工場の古川興業株式会社宮城工場の副工場長となり、1982年退社。1971年田尻町議会議員となり3期務める。その後も最後まで田尻町に貢献。1999年勲五等瑞宝章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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