内容説明
おい、パチクリ、おまえのパチパチはカンノセイだぞ。チック症だった私は次兄からよくからかわれた。そのうえ、本名のほかに「雪丸」という名前があったのだ。チック症に悩んだ少年が自我に目覚めるまでを描いた自伝的小説。
著者等紹介
京極英春[キョウゴクヒデハル]
昭和初頭、北陸T市生まれ。大谷大学文学部(国文学専攻)卒業。元高校国語教諭(各地)。日本歌人クラブおよび滋賀作家クラブ所属。受賞歴:短歌 第四回上田三四二賞。小説 第四回滋賀作家賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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