内容説明
酷寒、重労働、飢餓、病気、そして同胞の裏切り…極限の収容所体験八年間が、その後の自分をつくってくれた。
目次
第1章 入営から終戦まで(入営から大阪教育隊に入るまで;ロシア語との出会い ほか)
第2章 シベリア抑留(満州からソ連の収容所へ;アルタイスカヤ第五収容所 ほか)
第3章 極北のラーゲリから極東のラーゲリへ(バルナウル収容所;ハバロフスク第二分所 ほか)
第4章 さらに三年半ののち、終戦後八年でダモイへ(ハバロフスク第二十一分所;県人会と東北人気質 ほか)
第5章 忘れ得ぬ人々への追悼(ソ連の鉄砲より強かった男(根室訪問記)
内藤則孝君のこと ほか)
著者等紹介
古川和夫[フルカワカズオ]
大正10年、福島県郡山市に生まれる。昭和16年、盛岡高等農林学校農学科(現岩手大学農学部)卒業、台湾総督府殖産局農務課に勤務。昭和17年3月、会津若松東部第24部隊に現役兵として入営。4月、中支派遣。昭和17年12月~昭和19年4月、大阪教育隊、東京教育隊でロシア語修習。昭和19年5月、関東軍特種情報隊に転属。昭和20年8月、敗戦によりソ連領へ移送。昭和28年12月、舞鶴上陸、復員。昭和33年、古川千代と結婚、古川姓となる。昭和44年、学習塾古川学院開設。平成2年、古川学院閉鎖(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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