内容説明
現代の子どもと若者の生態を豊富な事例をもとに分析し、「状況依存・密着性」「他者との距離感」「内面の脱落」などのキーワードから、彼らの心理的メカニズムを詳細に解明した大作論考。同時に若者の心性の分析を通して、現代人や現代社会の実像が浮かび上がってくる―。
目次
第1章 合わせる志向性(与えられることに対して;仲間に対して ほか)
第2章 表面的人間関係(気持ち共有の働きかけができない;他者の気持ち、心と満足に関われない ほか)
第3章 人間としての核が欠ける(自律性・継続性のなさ;自己存在感の弱さ ほか)
第4章 柔軟性のない枠組み(柔軟性のない枠組みの形成;枠組みの否定がすぐに全否定に ほか)
第5章 内面の脱落(内面が育たない;自分の内面に問題を設定できない ほか)
著者等紹介
佐藤忍[サトウシノブ]
1959年、徳島県に生まれる。香川大学卒。生命保険会社に9年間勤務後、研究・執筆活動に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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