内容説明
双子の幼児が、母親の手で足摺岬から黒潮の流れに放たれた。弟のほうを拾った裕福な夫婦は、実子として育てる隠蔽を行った。漁師に拾われた兄は、やがて検察官になるが、裏社会に身を投じていた弟に殺害される。38年を経て、隠蔽が隠蔽を呼ぶ…。警察庁特捜室・黒部五郎が、巧妙な工作を次々と解き明かすサスペンス小説。
著者等紹介
土森賢太郎[ツチモリケンタロウ]
1943年、福岡県うきは市吉井町生まれ。筑紫野市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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