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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
91
昭和の頃はどこの町にも小さな書店があった。置いてある本は少なくても時々寄った。この本はそうした小さな書店はほとんどが消滅もしくは消滅寸前、大型書店の廃業も多いことが書かれている。今はネット書店でほしい時にほしい本が買える時代。本当に便利だ。ただ私は本屋に行きブラブラしながらいろいろな本を眺めながら買うのが好きだ。最近は本も高いのでほとんどが図書館で済ましている。本屋さんごめんなさい。図書館本2024/10/26
よっち
36
全国での書店数は2003年に約2万店あったものが2024年には約1万店舗まで落ち込み、現在書店のない市町村は全国で26%にのぼる現状を、関係者たちに取材したルポルタージュ。秋田県羽後町にある小さな書店の奮闘記や首都圏での書店の取り組み、名物書店員へのインタビューなど、取材により浮き彫りにされる書店のリアルな現状。雑誌が売れなくなって、少子化の影響も効いてくる中で、コロナ禍による生活スタイルの変化も大きかったのかなと感じるところですが、普通の新刊を売る書店スタイルだけでは厳しそうな様子なのが難しいですね…。2024/05/30
シキモリ
21
街の書店が次々と姿を消す現状を綴ったルポルタージュ。地方書店の実態や転売屋の是非、行政の取り組みや小規模出版社の活路など、多角的な観点から書店というビジネスモデルの持続性を探る内容であり、自分の足を使って地方書店を巡る実直さに好感が持てるものの、現状を広く浅く網羅しようとする弊害なのか、内容そのものは薄味。この手のニュースや記事を普段から注視している身からすると、既視感のある内容が多く、残念ながら期待していた内容ではなかった。首都圏にある大型書店の相次ぐ撤退は、掘り下げようのあるテーマだと思うのだけれど。2024/06/16
読書は人生を明るく照らす灯り
15
書店がamazonから取り寄せて、馴染客に渡している実情が趣深い2025/04/29
緋莢
13
図書館本。2022年段階で書店が1店もない市町村が全国で26%となり、2024年3月には経済産業省が「書店振興プロジェクトチーム」を設置した。そんな中で、書店の現場はどうなっているのか?主に地方都市の書店の店主に現状を聞いたり、京都、静岡、甲府などの書店事情など 総合カルチャーサイト「Real Sound」掲載記事を加筆修正したものや、新規取材を加えた本(続く 2024/07/11