内容説明
高度成長の走りの一九七〇年、そんな社会とは無関係に、貧しさゆえ、隔週で高校の定時制に通う娘たちがいた。そしてそれは、まさに昭和の「女工哀史」であった。その隔週定時制の教師たちの苦悩、女子生徒たちの克服と友情を描く、感動のヒューマンロマン。
目次
夜の職員室
教師たちの会合
苛酷な現実
キャンプ
遠距離家庭訪問
照代と昌恵
苦悩からの展望
手紙活動と中学校訪問
突然の倒産
隔週定時制募集停止
最後の卒業生
著者等紹介
畑中等[ハタナカヒトシ]
1944年大阪府生まれ。大阪府立高校教諭を経て、現在、非常勤嘱託教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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