内容説明
六代目藩主・前田吉徳に重用された家臣で、お家騒動の首謀者とされた大槻伝蔵は、吉徳の死後、五箇山に配流。側室・真如院との艶聞により、自刃に追い込まれる…。果たして事件の陰には…数多の資料を渉猟、検証し、真相に迫る。金沢加賀百万石の前田家のお家騒動に材をとった歴史小説「晩鐘」と、加賀騒動を知らない読者にもわかりやすく、騒動の輪郭を鮮やかに描いた研究論文「鎮魂への序奏」を併載。
目次
第1部 晩鐘
第2部 研究・鎮魂への序奏(善良院;浄珠院と周辺の人々;伝蔵の肉親たち;伝蔵の娘たち;伝蔵;真如院、利和、八十五郎)
関係資料
著者等紹介
横山方子[ヨコヤママサコ]
石川県出身。金沢女子短期大学国文科卒業。石川郷土史学会会員。石川県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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