内容説明
惰性で生きている主人公加藤真一。そんな彼が事故に遭い、この世を去る事に、いや、確かに去るはずだった…。そこに運命のいたずらか、88日間の命が与えられた。それは、誰の仕業か、どんな思惑が…。
著者等紹介
川村誠一[カワムラセイイチ]
奈良県五條市出身。智辯学園高等学校卒業後、大阪外国語大学卒業。その後、ハノイ大学ベトナム語科1年終了。ファイナンシャルプランナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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風花 kazahana
8
何気に選んだ本がなかなかの当たり。厚い本でも スラスラ読めたのが面白かった証拠か。副題に「出雲の神と僕の八十八日」とあるので 何となく想像つくと思いますが さほど花もないごく普通の毎日を生きていた真一が突然のバイク事故で死んでしまった。そこに まるで水戸黄門のように 下々の世を見てみたいと ワシ様(笑)が体を借りてしまう。そのワシ様は とっても世俗的というかハチャメチャ。体を借りた真一に あるミッションを与えるのでした。まぁ ばかばかしさの中に 誠実に生きるとは、というテーマもあり なかなか面白かったです2022/07/16
Maki Uechi
3
★★★☆☆ 2015/11/04
mari
3
面白い!最高に好きな展開で大好き本に登録♪スサノオが人間界に遊びにくる?死んだ人間の体を借りて。ギャグっぽくもあるけど、きちんとこの世の神髄(と私は思う)が入っていて、なかなか深いお話。スサノオが人間を弄ぶ死神を灼熱地獄へ落とすさい『人間の自由意志を妨げる事は誰にもできぬ。それはワシらにもできぬ』カッコイィ〜。そして女好きで奥さんと娘のスセリ姫と姉の天照大神に弱くて熊野弁。niceなキャラです。2011/04/24
おやぶん
2
図書館で見つけて借りてみました。 写真の表紙で内容が気になりました。 ここでいう主人公はスサノオノミコトかな? サクッと読みやすくて気持ちの良い終わり方でした。 これはシリーズ化してもらっても面白く読めたかも。2021/02/08
豆蔵
1
ストーリーとしてはありがちで、途中テンポの悪いというかクドイところもあったけど、面白く最後まで一気に読めた。2012/04/01