内容説明
経済学者としての業績はもとより、妻との愛情の通い合いを捉え、情に厚い川口の人間性を浮き彫りにし、人間の幸福、生きることの歓びを豊かな感性がつむぎだした秀作。
目次
第1章 初恋―どん底生活(カルカッタ;帰国;海運不況 ほか)
第2章 結婚―いばらの道(破門;復員;ゲラ刷り ほか)
第3章 再婚―追憶の京都(三千院;寂光院;京女 ほか)
著者等紹介
倉科寿男[クラシナトシオ]
1944年、長野県生まれ。中央大学大学院博士課程修了。長野県短期大学教授、経済学博士。第10回長野文学賞小説部門賞受賞(2000年11月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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