内容説明
『漂流教室』『まことちゃん』など漫画史に輝く数々の名作を遺した“ホラー漫画の神様”にして孤高の天才が語り遺した、自身の半生と創作秘話。著者自ら「僕の作品の裏話といいますか、僕の心のなかを具体的に活字にした…貴重な一冊」と語った名著。単行本版の図版を再現して、作品年譜を付した完全版。
目次
1 世界と恐怖(変身の恐怖;改造の恐怖 ほか)
2 恐怖と未知=作品+ノート(『猫目小僧』ノート;『おろち』「秀才」ノート ほか)
3 恐怖との交信=楳図かずおとは誰か(生まれたときから絵に夢中だった;手塚治虫でマンガにめざめた ほか)
4 恐怖の表現
著者等紹介
楳図かずお[ウメズカズオ]
1936年、和歌山県高野山生まれ。漫画家。55年、高校在学中に『森の兄妹』『別世界』を出版しデビュー。『へび少女』『猫目小僧』『おろち』などのヒット作により、ホラー漫画の神様と呼ばれる。ギャグ漫画『まことちゃん』では社会現象まで巻き起こした。『漂流教室』他一連の作品で第20回小学館漫画賞、『わたしは真悟』でアングレーム国際漫画祭遺産賞を受賞。2023年、第27回手塚治虫文化賞特別賞を受賞。24年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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