内容説明
あの悪夢のような第二次世界大戦。そして、焼土となった日本。その焼土からでも芽吹く雑草のように伸び上がり、這い上がって、内海航路では有数の海運会社となり資産家となった大石弘。しかし、その栄光も長くは続かなかった。彼の前途には、思いも及ばぬ暗闇の罠が待っていた。
著者等紹介
村上孝恕[ムラカミタカヒロ]
昭和9年9月27日、愛媛県生まれ。昭和24年に義務教育を修了し、石炭運搬船の飯炊きとなる。その後、住友潜龍炭鉱の三次下請けとして入坑するが、同炭坑閉山のため失職。以降、様々な職業を転々とする。昭和50年代、名古屋で自営の機械修理業を始め、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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