内容説明
「魂と肉体は一体で生きている。私自身何度か死地に落ちたが、その都度生かされてきた。それは、この世で果たさなければならない仕事が残っているからだと思っている」。病弱だった幼少期から、御嶽行者の弟子になり、さらに高野山へ。従軍を経て、北陸の霊山・石動山で青空寺院の復興に捧げた年月。波乱万丈な生涯の一方で、深く豊かな思想を自ら育んだ堀江秀海氏の、至宝の遺稿集。
目次
第1章 私の歩いてきた道(病弱だった幼少時代;病気平癒を願って蛇神様を参詣 ほか)
第2部 霊魂の不思議(お盆にちなんで;私の背中に負ぶさった大男の霊 ほか)
第3部 生かされて生きる(いのちとは何か;命数を全うせよ ほか)
第4部 佛教についての一考察(平和の教えである佛教を勉強しよう;佛教の極意は坐ること ほか)
著者等紹介
堀江秀海[ホリエシュウカイ]
明治44年愛知県木曽川に生まれる。昭和11年小学校高等科二年卒業後、高野山蓮花院に入寺。蓮花院故徳守清鳳師の弟子となる。故東山清忍師は兄弟子。昭和11年得度、名を「清禅」と改める。昭和16年開教師として台湾に渡る。3月2日に基降に上陸。昭和18年7月軍隊に入る。昭和20年病いを得て帰国。昭和23年石動山「天平寺」の住職につき、青空寺と化した寺院の復興に尽くす。昭和23年砂乃と結婚。昭和50年胸部外科手術を受ける。平成5年逝去。享年79歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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