内容説明
江戸時代前期、幕命により東北地方から江戸へ米を運ぶ東海筋海運の廻船改革を成功させた河村瑞賢の活躍を、史実をもとに描ききった長編歴史小説。
著者等紹介
長内國俊[オサナイクニトシ]
1930年生まれ。元・海上自衛隊技官。長年、和船と帆船の勉強を続けている。東京都品川区在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Miyoshi Hirotaka
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1657年の明暦の大火後の復興景気を当て込んで江戸に人口が流入、物不足と物価騰貴が生じた。米には食料と通貨の機能があったため、安定した大量供給が焦眉の急だった。これを託されたのが河村瑞賢。本業は土建屋だが数学の才があり合理的思考に優れていた。東北から江戸への航路で有力とされたのは、仙台~大島~三崎~江戸のルート。他は積替が何度も生じたり、危険だったりした。綿密な調査、専門家の尊重、試験航海による航路開拓は、近世後期の廻船航路整備のひな形となり、輸送が鉄道や蒸気船に代替される明治中期迄我国の物流を支えた。2025/09/12




