内容説明
北へ向かう夜行列車に一組の男女が乗り込んだ。畠中冴子と水島琢弥。二人は２０年前、互いに想いを寄せ合いながらも、離れ離れになってしまっていた。そして、偶然再会した二人は急速に惹かれ合う。しかし、冷え切った関係とはいえ水島の妻の存在が、冴子と水島の間に大きな陰を落とすのだった…。体の奥で薫る思いが、今、小さな炎になった。恋に不器用な熟年の男女がさまざまな葛藤、障害を乗り越え、真実の愛と心の安らぎを得るまでを描く、大人の純愛小説。
著者等紹介
秋堂倶有子［アキドウクユコ］
１９４１年、大阪市生まれ。中央仏教学院通信教育課程中退（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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