内容説明
テロと聞くと、イスラム教徒の仕業と思いこんでいるあなたへ。シリア人と結婚し、ムスリマになった日本人女性による、イスラムへの眼差しがやさしくなるエッセイ。
目次
人を見る明
イスラームの人々
もてなしの心
イスラームの暮らし
回り物
イスラームの禁忌
仏教は宗教ではない
あなたは少女か
目には目を
聖戦
進んでいるのは
著者等紹介
うんむまじど[ウンムマジド]
1958年、神奈川県生まれ。会社員生活のかたわらアジア・アフリカ語学院でアラビア語を学び、1988年から1990年までシリア・ダマスカスに留学。ATIF(Arabic Teaching Institute for Foreigners)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kohei Fukada
1
ムスリム(イスラーム教徒)の夫とシリアに20年近く暮らし、自分もムスリマになった日本人女性による、一般的なイスラム教徒の暮らしや習慣、考え方を綴った本。 びっくりしたのは、コーランに書かれた教えの、なんと日本的な道徳観に近いこと。今の日本人が忘れてしまった世界がそこにはありました。 9.11の同時多発テロ以降、イスラム教徒=テロのような図式ができあがっているように感じます。一部の過激な人たちに目を奪われすぎずに、広い視野と、そこに生きる人々の目線で考えることを忘れずにいたいなと思いました。2013/10/05