香る罠

香る罠

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784286025995
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

2003年11月、香港の高級住宅地で、米投資銀行メリルリンチの重役が妻に殺害された。重役は、殺害される前に“デートレイプドラッグ”と呼ばれる睡眠薬などが混入されたミルクシェーキを飲まされたのだが、その重役宅を偶然訪れた著者の夫(ジャーナリスト)も同じものを出され、「記憶喪失」状態に陥ったのだ。いったいなぜ、私たちが巻き込まれるのか。裁判で証言台に立った著者が、家族の「体験」を克明に辿るとともに、裕福で華やかに映る海外駐在員の妻たちの心の空洞を描いた、渾身のノンフィクション。

目次

第1章 香港陽明山荘ミルクシェーキ殺人事件
第2章 貝殻で海を測る
第3章 四海に並ぶものなき監獄
第4章 死人に口なし
第5章 LIFER

著者等紹介

大内華衣[オオウチカイ]
1958年、東京都生まれ。立教女学院高等学校卒業後、渡米。コロンビア大学卒業。デューク大学経営大学院MBA取得。東京、香港にて投資銀行、マネージメントコンサルティング会社などに勤務。13年間にわたり香港に在住。現在ワシントンDC郊外に在住。夫は元「フォーブス」東京支局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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