内容説明
人々の心に影が落ちる戦争の時代、己の夢にひたすら挑戦し続けた一人の青年教師。その輝かしい意志は、人々の心を温かく照らし出す。室蘭工専での助教授、工場の監督官、中学校での理科教師時代を疾走した信念の軌跡。
目次
室蘭の思い出
出征~見習士官時代
延岡の思い出
終戦を迎えて
浦島ケ丘中学校の思い出
思わぬ出会い
思い出すことなど
追悼文
著者等紹介
高根敏臣[タカネトシオミ]
大正11年(1922年)神奈川県茅ヶ崎市に生まれる。大正12年9月、関東大震災で、平屋建ての家が倒壊、母に添い寝されていたままの空間にいてかろうじて命拾いする。葉山小学校入学、一年生二学期に保土ヶ谷小学校に転校。昭和9年、神奈川県立横浜第一中学校入学。昭和14年、横浜高等工業学校入学(応用化学科)。昭和16年、室蘭工専に助教授として赴任。招集され少尉任官、軍需省軍需管理官として延岡へ赴任。昭和27年より浦島ケ丘中学校教諭。その後、中川中学校副校長、金沢中学校副校長、西中学校校長、根岸中学校校長と務め、大鳥中学校校長で退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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