内容説明
丸腰で破甲爆薬を胸に抱いてソ連の重戦車に飛び込み、火焔放射を浴びて無残に散華した数多くの戦友。敗戦後、非道にも酷寒のシベリアに抑留され、重労働の連続の中で死んでいった六万余の戦友の悲劇を永遠に語り継ぐ鎮魂の書。
目次
第１章 出征、大陸へ（出立ち；入営 ほか）
第２章 軍隊生活始まる（原隊へ；免渡河二五四連隊編制 ほか）
第３章 ソ連軍侵攻す（石頭教育隊；戦場へ ほか）
第４章 捕虜収容所へ（捕虜への途；シベリアへ ほか）
第５章 帰還、祖国へ（ダモイ（帰還）始まる
重営倉入り ほか）
著者等紹介
永友敏［ナガトモサトシ］
大正１４年２月１９日宮崎県都農町川北１６０８番地に生まれる。昭和１６年１２月県立高鍋農学校卒業。昭和１８年３月千葉高等園芸学校実務科修業。昭和１９年１０月鹿児島西部１８部隊に現役入隊。昭和１９年１１月満州興安北省免渡河第２５４連隊に配属。昭和２０年７月２日満州石頭予備士官学校に１３期生として入校。昭和２０年８月１３日牡丹江防衛のためソ連軍と戦闘開始。昭和２０年８月１６日掖河陣地より撤収。昭和２０年１０月２０日シベリア抑留。昭和２３年９月１６日舞鶴港に上陸復員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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