内容説明
われ日本のパヴロフたらん。と、昭和20年代末、関西学院大学動物心理学研究室の住人たちは、半地下の暗闇の中にあって、ひと筋の光を求めて日夜研究に励んでいた。ネズミの糞にまみれ、サルの横暴に耐え、悪戦苦闘しながら邁進した若き研究者たちの姿を飄々と描く黎明期の動物心理学研究裏面史。
目次
プロローグ ハミル館に響く歌声
第1章 半地下研究室に広がる未知の世界
第2章 行動療法への歩み
第3章 よく遊び、よく学び
第4章 先生方の肖像
第5章 呑んだ、書いた、受かった
第6章 バヴロフにならって
第7章 時の流れに失われたもの
第8章 心に科学を!
エピローグ 「百年舎」の美人ウエートレス
著者等紹介
三宅進[ミヤケススム]
1929年、徳島県に生まれる。1953年、関西学院大学文学部心理学科卒業。1959年、同大学院博士課程修了。1977年、博士号取得。旭川学園、大阪府立公衆衛生研究所、ノートルダム清心女子大学、川崎医療福祉大学にて、研究・教育に当たる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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