内容説明
日本教育改革史への痛恨の誘い。時の経過の中で次第に失われていく「戦争」という時代の声。戦争を“いま”“ここ”の問題としてとらえ未来に向けて贈る恒久平和論。戦後民主政治の最大の危機を解明する。
目次
第1部 戦後民主改革停滞の源流を見極める(昭和一桁世代の遍歴;戦後の民主改革停滞の源流 ほか)
第2部 非情・苛酷だった戦時中の教育統制(思想統制の激化・自由主義教育への弾圧;全ての政党・団体を報国組織に ほか)
第3部 占領下の教育改革と朝鮮戦争後の後退(占領下の教育政策;日本国憲法と教育基本法 ほか)
第4部 わが青春の日々と戦争(幼稚園の頃まで(昭和二年~八年)
小学校低学年の頃(昭和九年~一一年) ほか)
付記 戦時下の子どもたち
著者等紹介
半井弘基[ナカライヒロモト]
昭和2年(1927)、堺市で生まれる。関西大学予科、同大学法学部法律学科卒業。昭和24年(1949)より公立の中学校で13年間、高校で26年間、教鞭を執る。定年退後後、私立の高校で10年間務め、平成10年(1998)、退職。堺の文化を育てる市民の会世話人、日本教育学会会員。教育関係、機関誌、雑誌に論文多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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