感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
58
原爆投下直後の広島市内で消火活動、遺体処理の任務に従事した著者の父の手記を元にしたノンフィクションです。まだ20歳にも満たない青年なのに、任務だからというだけで過酷な状況の中、規律正しく部隊を率い、任務を全うしたとはすごいなと思いました。私ならいくら任務だからとはいえ逃げ出したと思います。彼らの努力なくして街の再興はなかったと思います。やるせないのはそんな彼らもまた原爆の後遺症に悩まされたこと。ホントやり切れないです。★★★★2013/08/12
ちょん
5
読んでよかった。作者の父親である池田義三さんの手記をもとに執筆されている。事実を忠実に振り返って書かれていることが とても誠実に伝わってくる。原爆投下後の悲惨な広島市の様子には 涙が止まらなかった。いまだに行けてないヒロシマに行かなくては。。。。という気持ちでいっぱい。2011/10/25