内容説明
「この野郎!おめぇのせいで絵美子が死んだんだっ!絵美子を返せ!」(父ちゃんの言う通りだ。母ちゃんはオレが殺した…)昭和の中期の新潟に、父母と2人の兄弟の貧しい一家が暮らしていた。たった一個の大福をめぐるすれ違いが生んだ母と子のせつない思い出。それは幼い少年の呪縛となり、全てを止めたまま、三十年の歳月が流れて―。
著者等紹介
しのだ真紀[シノダマキ]
1967年(昭和42年)12月生まれ。新潟市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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