内容説明
思いがけない膵臓癌で逝ってしまった、最愛の妻。激動の時代を生きた一人の女性の遺した文献を伴侶が編んだ追悼・遺稿集。
目次
第1部 妻のこと(妻のこと;末期医療の患者(妻)に付き添って
末期患者、付き添い家族体験記(抄)
魚扁一年の記
死と憲法・墓と憲法―憲法の死ではなく、憲法の生きる死の時を、そして憲法の生きる死後を)
第2部 美代子遺稿(家事労働によせて;石神井西中学校PTA三五周年に寄せて;ボランティア活動体験を通して考える;自らを成長させるボランティア―私のボランティア遍歴;近い将来に「住宅福祉」を必要とする者として)
第3部 金沢日記(一九八〇年一月一日~八五年三月十四日;育児日記の書き出し―はじめに)
著者等紹介
小川美代子[オガワミヨコ]
1921年東京に生まれる。1941年日本女子大学校家政学部卒業。1946年日本社会事業学校に勤務。1947年9月小川政亮と結婚。1949年4月~1951年10月日本赤十字社本社奉仕課勤務。その後、地域の小、中学校のPTA活動、病院ボランティア活動などを積極的に行う。1991年5月、デンマーク、スウェーデンの在宅福祉などの視察旅行に夫とともに参加。1994年3月13日膵臓癌に起因する肝不全で死去
小川政亮[オガワマサアキ]
1920年東京に生まれる。1941年東京帝国大学法学部卒業。1946年岸美代子と出会い意気投合。翌年から日本社会事業専門学校設立に協力。1947年4月、同校発足に伴い、同胞援護会から同校に転じ、同年9月彼女と結婚。その後、同校は学制改革によって日本社会事業短大、同大学となる。1980年、同校から金沢大学法学部教授に転じ、1985年、日本福祉大学社会福祉学部教授になり、1990年3月、定年退職。1994年3月妻と死別。1969年1月~1978年1月日本学術会議第8、9、10期会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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