内容説明
白南風―梅雨明けの日に吹く南風。願い事をすると必ず叶うというその風に向かい、ふたりは手を取り合った。山口県防府市を舞台に、いつも明るく優しい少年・陽太と、転校が多く孤独な少女・莉花の心の交流をさわやかに描き出す。第８８回コスモス文学新人賞受賞作。
著者等紹介
戸田直希［トダナオキ］
１９８１年（昭和５６年）１２月２６日、山口県防府市生まれ。華浦小学校、桑山中学校、多々良学園高等学校、ＥＣＣコンピュータ専門学校卒。専門学校在学中にドラマシナリオに興味を持ち、シナリオライター養成学校『シナリオセンター』の通信教育をはじめ、２年半かけて、シナリオセンター通信本科まで修了。コスモス文学新人賞１回・奨励賞２回（脚本部門）、奨励賞（児童小説部門）。出版社主催のポエム大賞（自由詩）月間最終選考。小学生を主人公にしたものや、日常に反日常的な要素を織り込んだものを得意とする。コスモス文学の会会員・詩友。白球会、アタッカーズ、防府ＳＴ、防府市勤労青少年ホーム・文卓サークル会員（いずれも防府市の卓球団体・クラブ）。防府市仁井令石原在住
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