内容説明
ヒロシマ、ナガサキ、沖縄…いま語りつぎ、子どもにつたえる戦争の悲劇と平和への祈り。
目次
1 闇の科学者たち―核開発の魔力に魅入られ
2 被爆地の一角から(臭いの記憶;或る語り部の独白;あえて触れておきたい;期限付き核兵器廃絶案;もう一つの「祭りの場」;悲観論を打ち破ろう ほか)
3 戦争をめぐる人間の心理(なぜ長崎は語られないか;戦争による犠牲者数をめぐる心理;戦争を知らない若者たちの心理)
著者等紹介
土山秀夫[ツチヤマヒデオ]
医師。平和活動家。1925年(大正14年)長崎市生まれ。長崎医科大学付属医学専門部(医専)の学生だった1945年(昭和20年)8月9日、佐賀県に疎開していた母の危篤の報に午前七時前の列車で長崎を離れたため、原爆投下には遭わなかったが、翌日十日に長崎に戻り入市被爆。大学で被爆者の救護活動に奔走する。1952年長崎医科大学卒業。学生時代から『宝石』(江戸川乱歩編集)誌上で土英雄のペンネームで推理小説家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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