内容説明
超自然的な力や人の心の奥深い闇に、背筋がゾッとする!ドラキュラ(吸血鬼ドラキュラ)、透明人間(透明人間)、ホワイト氏(猿の手)、お雪(雪女)ほかのヒーロー&ヒロインを紹介。
目次
わたし『おとし穴と振り子』
ヘンリー・ジーキル『ジーキル博士とハイド氏』
ドラキュラ『吸血鬼ドラキュラ』
透明人間『透明人間』
信号手『信号手』
ホワイト氏『猿の手』
ウィリアムズ『銅版画』
わたし『ダゴン』
アン・ブルースター『B13号船室』
わたし『南から来た男』
フォスティーナ・クレイル『暗い鏡の中に』
父さん『ロケット・マン』
お雪『雪女』
自分『夢十夜』第五夜
山の神『遠野物語』第九十一話
彼『鏡地獄』
平松正四郎『その木戸を通って』
僕『くだんのはは』
著者等紹介
北村薫[キタムラカオル]
1949年、埼玉県生まれ。高校で国語を教えるかたわら、89年、『空飛ぶ馬』でデビュー。91年、『夜の蝉』で日本推理作家協会賞。93年から執筆活動に専念。2009年、『鷺と雪』で直木賞受賞
有栖川有栖[アリスガワアリス]
1959年、大阪府生まれ。書店勤務を経て、89年、『月光ゲーム』でデビュー。作風から「日本のクイーン」と呼ばれる。2003年、『マレー鉄道の謎』で日本推理作家協会賞、2008年、『女王国の城』で本格ミステリ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那由多
7
さすが北村薫と有栖川有栖監修だけある。気になるもの多数。『おとし穴と振り子』『信号手』『銅版画』『B13号船室』『南から来た男』『くだんのはは』を読んでみたい。2018/07/13
ふう
5
2巻目にしてチョイスがシブい。まさかミステリー図鑑的なもので山本周五郎を紹介されるとは(勉強不足)。ホラー作品に贈るブラムストーカー賞って「吸血鬼ドラキュラ」書いたブラムストーカーのことだったのか…今更知ったというか思い出したというか(勉強不足再び)。小松左京の「くだんのはは」ってすっごい怖いって聞いたことあるけど今度読んでみようかな。2016/04/13
月と星
3
★★★怪奇と恐怖編だけど,イラストがかわいくて怖くない。普通に読みたい本はたくさんあった。日本のは古っぽい作品が多い。2021/07/06
キートン
2
2巻目は推理小説というよりも、ひと昔前の探偵小説というか、怪奇色が強かったり、「謎の解決」というよりも、「謎」と「恐怖」を中心にした作品がチョイスされている。 2017/05/21
Eri
1
娘小5図書館。 ミステリーきっかけ大図鑑だけれども、この2巻はホラー寄り。 読んだことのない作品が多かった。 『B13号船室』を読んでみたい。2023/05/06