感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SKH
5
田川水泡による自叙伝は、生誕から関東大震災までで、それ以降は、高見澤氏によって綴られる。2013/12/06
kozawa
0
日本漫画の戦前戦後の歴史。本人の途中までしか書けずに遺稿になった自叙伝に妻が追記して完成させた。長谷川町子その他とのかかわり、のらくろと戦争、いい話だ。2010/02/26
アカショウビン
0
「のらくろ」が、ずっと気になっていた。昔読んだ記憶がある。あれは兵隊物語で、戦前の復刻版だったのか、何だったのか?ちょうど「はだしのゲン」が広島の学校から消えるという話もあり気になった。前半は本人が周りの風物など書いている。日露戦争後、日本海海戦の絵を壁にかいたり、深川の縁日を楽しんだり、震災時の自警団の様子、大正時代中頃、自称が「あたい」が、「僕」、「あたし」に変化したなど。後半は、夫人(小林秀雄の妹)により書かれている。長谷川町子や滝田ゆうの師匠であり、手塚にも「心の師匠」と慕われた。平成元年死去。2023/08/13