内容説明
障がい児教育の先駆者・近藤益雄の生涯。詩と文と貴重写真で綴る魂の記録。
目次
平戸の歴史と自然と益雄
第1部 幼少年期から青年期まで―一九〇七(明治四〇)年~一九二七(昭和二)年(平戸の潮風のなかで;東京での学生時代)
第2部 戦前の教員としての歩み―一九二七(昭和二)年~一九四五(昭和二〇)年(農山漁村・離島での教育;高等女学校への転任と入営・敗戦)
第3部 戦後における教育と福祉の歩み(軍国主義教育の反省と民主主義教育への志向;知的障がい児・者の教育・福祉の実践)
切り拓きつつ共に生きる
継承1 近藤えい子と「のぎく園」の二六年
継承2 近藤原理と「なずな園」の三八年
カメラを通しての近藤先生の生涯(城台巖)
著者等紹介
清水寛[シミズヒロシ]
1936年生まれ。東京教育大学教育学部特殊教育学科卒業。埼玉大学名誉教授。全国障害者問題研究会顧問。著書に『セガン 知的障害教育・福祉の源流』全4巻(日本図書センター、2002年、編著。第24回社会事業史学会文献賞受賞)ほか
近藤原理[コンドウゲンリ]
1931年生まれ。山口・長崎両県の小学校教員32年のあと、純心女子短期大学、長崎純心大学、九州看護福祉大学大学院に勤め2008年3月退職。かたわら1962年より2000年まで自宅「なずな園」で障害者と共同生活をつづけた。「毎日社会福祉顕彰」「西日本文化賞」「シチズン・オブ・ザ・イヤー」を受賞
城台巖[ジョウダイイワオ]
1916年生まれ、大牟田にて肉小売業を経営。日本リアリズム写真集団・参与。第3回視点展・奨励賞受賞。1959年正月から40年余り、みどり組、のぎく寮、なずな園と撮りつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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