出版社内容情報
林京子の文壇登場作「祭りの場」から説き起こし、時代と作品の流れ、思考と精神の行方を熱く論じた書き下ろし作家論。
内容説明
林京子、その人と作品に長く向きあってきた著者が、文壇登場作「祭りの場」から説き起こし、時代と作品の流れ、思考と精神の行方を熱く論じた、待望の書き下ろし作家論。
目次
第1部 「ナガサキ」=被爆を生きる(原点―三〇年目の原爆;消えない「傷」の在処―『ギヤマンビードロ』の意味;八月九日の「語り部」;母と子・夫婦・そして家族;被爆者の「現在」―「鎮魂」と「老い」)
第2部 上海(もう一つの原点・上海;三六年目の上海;「見果てぬ夢」―上海)
第3部 アメリカへ、そしてその後(アメリカ合衆国へ;トリニティからトリニティへ;希望・そして「幸せな日日」)
著者等紹介
黒古一夫[クロコカズオ]
1945年12月12日生まれ。群馬県出身。文芸評論家・筑波大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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