内容説明
本書は、女性の高等教育の歴史に関する論文を集め、わが国の近代において、女性の高等教育の機会はどうだったのか、今日と比べてどのような状況であったのか、女性の高等教育についてどのような取り組みがなされてきたのか、などを概観できるようにまとめてみた。
目次
第1章 未刊の翻訳書―宮崎駿児訳「我耳東氏女子教育論」の意義
第2章 巌本善治の女学論・廃娼論の考察
第3章 福島四郎と女子高等教育
第4章 女子師範大学設置運動の考察
第5章 日本近代女子高等教育制度史の基礎資料
第6章 国立女子大学創設に関する考察