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出版社内容情報
【東ドイツへのレクイエム】東独在住30年の著者が市民の目で捉えた国家消滅過程。「壁」の時代を生きたひとりの日本人女性による,「第二の祖国」への鎮魂歌。
内容説明
東独在住30年の著者が、市民の目で捉えた国家消滅過程。
目次
ベルリンの壁崩れる
ベルリンの壁は何だったのか
2つのドイツ国家
東ドイツで暮らした30年
東ドイツの最後の日々
ひとつのドイツ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
3
1960年代に東ドイツに移住した日本女性が、ドイツ統一のために消滅した東独での生活を統一直後に振り返り、後悔や惜別の思いを綴った。元々社会主義に理想を見ていたフェミニストであり、東独社会の男女平等の社会には好感を持ちつつも、閉鎖的な監視社会には違和感を感じていた。そして、「自分も又黙認して順応する事で加担していた」と言うが、その地で暮らせばそんなものだろう。東独の「質素でも人間を大切にする社会」が西独の「物が豊かで金がものを言う」社会に敗れ去った事に納得いかない様子だが、今はどう思っているのだろう2018/10/17
うこん
0
1958年に日本から東ドイツに渡った日本人女性から見た東ドイツの暮らしとドイツ統一。東京オリンピックで東ドイツの通訳を務めた時の話が興味深かった2013/05/29