出版社内容情報
奥能登の銘宿「さんなみ」に学ぶ朝・昼・晩のまっとうな食のあり方。郷土の味に秘められた知恵の深さに本当の豊かさを考える。もちろん直伝の保存食、常備菜の作り方も満載。著者森枝卓士氏の取材が光る。
内容説明
畑作り、保存食、酒の肴、そしてダシの秘密…。能登の料理民宿「さんなみ」に教わる日本の味。
目次
序章 「さんなみ」の朝ごはん
第1章 朝ごはんを作る
第2章 季節の味わい方
第3章 能登の人と味
第4章 晩ごはんを作る
著者等紹介
森枝卓士[モリエダタカシ]
1955年熊本県水俣市に生まれる。国際基督教大学教養学部(文化人類学)卒業。フォト・ジャーナリストとして東南アジアを歩くうちに食に関心を持つ。日本はもとより世界各国の食のあり方・料理法についての取材・執筆で活躍
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きゅー
6
「日曜日の遊び方」というシリーズは、”うんちくとこだわり派のバイブル”らしく、チーズ作り、魚市場、ワイン造り、燻製など男向けのちょっと手間のかかる趣味を集めたものとなっている。この本は「日本一の朝ごはん」ではあるが、まるまる一冊、能登半島にある料理民宿「さんなみ」を取り上げている。この民宿で提供される、魚や山菜を主体とした郷土料理がいかに滋味に溢れ、コンビニエンスな風潮から遠い存在であるかが力説されている。この「さんなみ」が主人の体調不良によりすでに廃業しているが残念だ。2022/02/08
Witch丁稚
0
行ってみたかったに尽きる。もう検索しても出てこない。ご主人が昭和22年生まれ。ふらっとも今年の地震でボランティア受け入れ営業中か……行こうかな。炊く前に脱穀した米、周りの畑からとった野菜、目の前の漁港で上がる魚、それらにかけられた手仕事と時間。すり割り汁、海水おぼろ豆腐、ヒネズシ、手作りのカツオ節、イシリ漬けのイクラ、梅酢と醤油、イシリと醤油、イシリ唐辛子で食べる刺身、イシリが下味の天ぷら、貝出汁の海藻しゃぶしゃぶ、コンカイワシと大根葉の鍋。行ってみたかった……同コンセプトの他地方の宿は無いのか?2024/06/23