感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tatsuo Ohtaka
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クラシックのディスクないし配信を聞くうえで、レーベル(発売元・制作元)の知識はとても有用だ。本書の面白いところは国内外の大小さまざまなレーベルを、いろいろな切り口で紹介している点にある。これによってレーベルそれぞれの個性が浮き彫りになり(担当執筆者も適任者を揃えている)、そのカタログを見る楽しみが増す。 音源をただユーチューブで流し聞きするのではなく、作り手の思いを受け止めてしっかりと味わうためにも、本書を座右に置いておくべきだと思う(類書も見当たらないし)。サブタイトル「迷うもまたよし!」も読めば納得。2021/04/15