出版社内容情報
『おくのほそ道』をテキストにした女声合唱曲。深奥まで響く歌心が存分に表現されながらも芭蕉の句自体の趣もけっして色褪せない。
《遊びをせんとや生まれけむ》(『梁塵秘抄』より)《おくのほそ道――越の国々》に続く日本古典文学をテクストにとった歌曲3作目の女声合唱版(前2作もオリジナルの歌曲が女声合唱版に編曲され、広く歌われている)。有名な『おくのほそ道』の、江戸を出立し酒田で最上川を眺むるまでの前半の旅で巻かれた歌仙の中から、作曲家自身が18の句を直観的に選び取り、全3章にまとめた。新実氏ならではの深奥まで響く歌心が存分に表現されながらも、芭蕉の句自体の趣きも決して色褪せない。
?T(5分20分)、?U(3分50秒)、?V(7分45秒)※( )内はおおよその演奏時間
【著者紹介】
江戸時代の俳人。1644~1694。