出版社内容情報
平安末期に広くうたわれた今様の歌謡集「梁塵秘抄」から七つの歌をテキストに、曲がオムニバス形式で連なる。
「梁塵秘抄」は平安末期に広くうたわれた今様を後白河法皇が編纂した歌謡集。これをテキストにして、素朴な味わいの日本旋法によるメロディとあそび歌風のリズムなどで曲は始まり、全七つの歌をテキストにした曲がオムニバス形式で連なる。当時の民衆の喜怒哀楽が切なく愛らしく歌われてゆき、終曲では手拍子付きの華やかな踊りのなかにクライマックスを築き終結する。親しみやすく、日本の伝統音楽の要素が生かされつつ、現代的な響きの和声に彩られて豊かな音楽性と魅力を放っている。難易度は中級~上級レベル。中学高校から一般女声合唱団のコンサート・レパートリーとして、演奏しがいのある、また聴きごたえもある、充実した女声合唱曲。オリジナルは同名歌曲。
1.遊びをせんとや生まれけむ―2.楠葉の御牧の土器作り―3.我を頼めて来ぬ男―4.舞へ舞へ蝸牛―5.頭に遊ぶは頭虱―6.仏は常にいませども―7.娑婆にゆゆしく憎きもの
全曲メドレー形式で単一楽章
【著者紹介】
作曲:作曲家。現在、桐朋学園大学院大学教授、東京音楽大学客員教授、桐朋学園大学音楽学部、同短期大学部非常勤講師。近年ヴァイオリン音楽に対する興味は深く、ヴァイオリン協奏曲〈カントゥス ヴィターリス〉(尾高賞受賞)、ソニトゥス ヴィターリス?T&?U~ヴァイオリンとピアノのための、ヴァイオリン・ソング・ブック?T~?V等の作品がある。合唱団の人気の高い作曲家のひとり。歌曲・合唱曲は「白いうた青いうた」「やさしい魚」「つぶてソング」など多数。『風を聴く 音を聴く―作曲家がめぐる音宇宙』『うたの不思議―青いうた白いうたの秘密』『新実徳英の作曲入門』の著書がある。



