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生きもののうた - 児童合唱とピアノのための

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  • サイズ A4判/ページ数 39p/高さ 29cm
  • 商品コード 9784276554498
  • NDC分類 767.4
  • Cコード C1073

出版社内容情報

室生犀星が、戦時中、子供たちに向けて遺した唯一の詩集『動物詩集』から、9つの詩による児童合唱作品。各曲は1~3分の小品。

室生犀星が子供たちに向けて遺した唯一の詩集『動物詩集』から、9つの詩による児童合唱作品。詩集は序文、〈序詩〉に続き春夏秋冬に分けて様々な動物の歌72篇が収められる。組曲は〈序詩〉を第1曲として、バッタやトンボ、毛虫、イナゴなど身近な生きものたちの歌8曲が概ね春夏秋冬の順に構成されている。各曲は1~3分の小品で、昆虫の特徴を模したモチーフ、声部の掛け合いなどアンサンブルの仕掛けが楽しい一方、静謐な表現も求められる部分もある。
詩集は戦時下の昭和18年に発表されたもの。「〈序詩〉での“生きもののいのちをとるな”という叫びは、戦争を賛美し、敵を殺すことを美徳とした当時の社会への、詩人のせいいっぱいの抵抗であり、未来を担うこどもたちへ向けられたメッセージであろう」(作曲者)
豊中少年少女合唱団により委嘱され、同団の第10回記念定期演奏会において初演された。(指揮=西岡茂樹/ピアノ=寺嶋陸也)

[曲目]
1.序詩/2.紋白蝶のうた/3.鯛のうた/4.毛虫のうた/5.ばったのうた/6.とんぼのうた/7.いなごのうた/8.あひるのうた/9.雪は生きもののうた

【著者紹介】
詩:詩人・小説家。本名、照道。金沢生まれ。北原白秋・萩原朔太郎らと交わり、抒情詩人として知られた。のち小説に転じ、野性的な人間追及と感覚的描写で一家を成す。「愛の詩集」「幼年時代」「あにいもうと」「杏つ子」など。