内容説明
2003年6月から7月にかけて作曲したポップス・コーラス曲集。ここには出会いの喜び、恋のときめき、切なさ、そして失恋、後悔、失意といった誰しもが思い当たる甘酸っぱい青春の思い出、又ある程度の経験を経て初めて見えてくる愛の奥深さ等、恋愛の様々な姿が簡潔に描かれている。
目次
1 歌をわすれたカナリヤ
2 涙のメロディー
3 虹色のときめき
4 愛に疲れて
5 天使がほほえむ夜
6 汐風に吹かれて
7 愛を信じる時
縦書き詩
曲目解説(金井信)、「愛の風景」―新しいコーラスの風(風戸強)
著者等紹介
風戸強[カザトツヨシ]
作詞家。1951年山形県生まれ。大東文化大学経済学部卒業。大学在学中に、同郷出身の作曲・編曲家、故「葵まさひこ」氏に出会い、強い感銘をうけ、独学で作詞家の道を志す。卒業後、埼玉県東松山箭弓郵便局に就職するが、その半年後に、作詞家として、東宝レコードよりデビュー。当時、最も良き理解者であった、局長「江原輝二」氏(書家・江原渕山、俳人・輝陽子の名をもち、小説「兎の使者」で第9回埼玉文学賞小説部門準賞を受賞、その他、作詞・短歌にも精通)の熱い励ましのもと、一年で郵便局を退職。その後、本格的に、作詞家としての活動に入る。これまで、新人歌手から、ベテラン実力歌手まで、数多くの作品を担当したのをはじめポップス、演歌、童謡、TV主題歌、クラス合唱曲、合唱組曲と作品づくりの幅を広げると共に、着実に作詞家としての地位を築いてきた。特に、クラス合唱の分野では、これまでにない斬新な作品が高く評価され、平成2年度からの、中学・高校音楽科教科書(音楽之友社・教育出版)には、これまで全9曲が掲載されている
金井信[カナイマコト]
作曲家。慶応大学文学部哲学科卒業、東京芸術大学声楽科卒業、尚美高等音楽学院作曲科卒業。長年、伴奏者・編曲者として佐藤しのぶ、錦織健等多くの声楽家、又、梅原司平、中山譲他ポップス系歌手や多くの合唱団のサポートをしてきたが、98年1月カザルス・ホールでのリサイタルを成功させてからは、各地でソロ活動も精力的に展開。ジャンルの垣根を越えたピアニストとして活躍中。一方、作・編曲家としては劇団「青年劇場」「コーラス・シティ」「絹の道合唱団」のための約20本のオリジナル・ミュージカルや劇音楽のほか多数の合唱曲、歌曲、リコーダー曲等を手がけている。代表作のミュージカル「あした天使になあれ」はNHKで衛星放送され、さらにニューヨーク、上海でも上演。最近では女声合唱組曲「ノクターンの旅人たち」「愛・めぐり逢い」が音楽之友社より出版された他、真理ヨシコによる子どものためのひとりミュージカル「はなのみち」「白雪姫」が初演された。TVでは「芸術劇場」「タモリの音楽は世界だ」「アイ・ラブ・クラシック」「こんにちはいっと6けん」、ラジオでは「夕べのリサイタル」「ラジオ深夜便」等に出演
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