出版社内容情報
「花」をテーマに書き下ろされた5つの詩に付曲。その花に寄せる人の心象風景、優しさや逞しさをやわらかなまなざしで描く。
女声コーラス「萩」(指揮=小林光雄)により委嘱・初演された作品。「花」をテーマに書き下ろされた5つの詩に付曲。太古より人の営みに寄り添い、安らぎをもたらし続ける花々。その花に寄せる人の心象風景、優しさや逞しさを女性のやわらかなまなざしから描いている。
日本的な音律を用いた〈さくら〉、明るいハバネラのリズムで歌う〈向日葵〉、一転しておどろおどろしい雰囲気の〈彼岸花〉など、全5曲は変化に富み、女声合唱でしか表わせない美しさや優しさ、妖艶さ、明るさが作品全体に活きている。
基本的には三部合唱ながら二部合唱部分も多く、コーラス初心者から楽しめる充実した作品。
[曲目]
「さくら」「向日葵」「彼岸花」「すすき」「萩」
【著者紹介】
詩:中学校教諭時代から詩の創作を続けている。クラス合唱のための作詞を多く手がけ、「走る川」「歌え歌え」「夜汽車」など、現在でも広く歌われている。現代詩誌「地球」同人。埼玉詩人会会員。