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うたふやうにゆつくりと… - 混声合唱組曲

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  • サイズ A4判/ページ数 64p/高さ 29cm
  • 商品コード 9784276546356
  • NDC分類 767.4
  • Cコード C1073

出版社内容情報

4つの詩にはいずれも「風」という言葉があるが、音楽は爽やかな流れが全体を包み、時に激しく、時に春の日差しのうららかさを。

立原道造の4篇の詩からなる混声合唱組曲。詩句は美しい自然をそのまま写し取ったかのような瑞々しい調べの奥に、恋をめぐる心の揺らぎや葛藤が描かれている。4つの詩にはいずれも「風」という言葉があるが、音楽は爽やかな流れが全体を包みながら、時に激しく、時に春の日差しのようなうららかさを湛え、軽やかにその表情を変えていく。オーソドックスな書法だが、美しく息の長い旋律や豊かなハーモニーは魅力的で、無伴奏の「?V.枯木と風の歌」では一部声部が分かれる箇所もあるが、全曲とも無理のない音域で中級レベルから取り組める充実した作品に仕上がっている。
淀川混声合唱団により委嘱、初演された(指揮=伊東恵司/ピアノ=細見真理子)。

[曲目]
1.憩らひ―薊の好きな子に―
2.虹とひとと
3.枯木と風の歌
4.うたふやうにゆつくりと……

【著者紹介】
詩:詩人。1914年、東京日本橋生まれ。東大建築科卒。「四季」同人。堀辰雄やリルケに傾倒。ソネット形式の中に優美繊細な音楽的響きのみなぎる詩を作った。詩集「萱草(わすれぐさ)に寄す」「暁と夕の詩」等。