出版社内容情報
学生コンチェルトで有名なザイツによる知られざる名曲。学生コンチェルトよりレヴェルは上がるが、ヴァイオリンの魅力を引き出し、難易度の割に聴き映えがする派手な要素が満載で、ヴァイオリンのレパートリーとして、またコンクールの自由曲として長く弾き継がれていく作品としての力がある。難易度の目安としては、中級以上の定番ヴィターリ《シャコンヌ》、べリオ《バレエの情景》等と同程度かそれ以下。本楽曲の存在を知った多くの人からの要望を受け、満を持しての本邦初出版となった。
著者等紹介
島根恵[シマネメグミ]
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学器楽科を卒業後、桐朋音楽大学研究生を修了。1981年第8回ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリンコンクールに入賞。1987年第2回日本モーツァルト音楽コンクール・ヴァイオリン部門優勝。これまでにヴァイオリンを海野義雄、江藤俊哉、久保陽子、兎束龍夫、広瀬八朗、母島根育の諸氏に、室内楽を黒沼俊夫氏に、和声学を松村禎三氏に師事。2013年から2018年までJ.S.バッハについて、オランダのチェリスト、アンナー・ビルスマ氏に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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