出版社内容情報
元・大手メーカー技術者・知財部員の現役弁護士・弁理士による特許実務の教科書です。
近頃、今までになかった新たな技術(例えば、AI、ビッグデータ、IOT、フィンテックなど)が話題になり、同時にその技術に関する知財、特に特許の重要性が再認識され、従来は特許とあまり縁のなかった業界でも特許出願がされるようになってきています。
しかしながら、ごく普通のエンジニアの方々は、特許のことを一から学ぶことよりもやるべき仕事がたくさんあり、通常はそんなことをする余裕がありません。そういった状況でもわかりやすく読みやすい、特許出願・取得・活用ができるようになる入門書というコンセプトで、理系弁護士が使える特許実務知識をノウハウ化したのが本書です。
以上のように、あくまで発明者視点で作られた本ではありますが、知財担当者の方々にとっても発明者がどのような理論武装をして臨んでくるかを準備することができ、その対応における心構え・スキル・実務において、即役立つ内容となっています。
内容説明
本当は知財担当者に読ませたくない発明者ファーストの「特許実務の教科書」。理系弁護士が使える“特許実務”知識をノウハウ化。
目次
第1部 総論―特許で事業を守る 特許の基礎から、特許調査の方法、特許出願戦略の立て方まで(特許とは;特許文献の読み方 ほか)
第2部 特許の取り方1 強い特許明細書を作るための重要ポイント(基本編;応用編 ほか)
第3部 特許の取り方2 進歩性を上手く主張して拒絶理由通知に対応する技術(進歩性とは何か;拒絶理由通知を覆そう ほか)
第4部 特許の守り方・活かし方 権利行使と相当の対価(利益)請求(権利行使;対価(相当の利益)請求)
著者等紹介
岩永利彦[イワナガトシヒコ]
1988年東京工業大学理学部卒業、1990年同大学院理工学研究科修了。同年ソニー株式会社に入社、LCD事業部や法務・知財部に勤めた。現在は、岩永総合法律事務所所属(弁護士・弁理士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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