内容説明
本書では、ボウイングスラーと弓の分割、デタシェやマルトレ、シフティング、“止め”や“うかせ”のボウイング、VからVへの「リターンアップ」など、バイオリンの演奏には欠くことのできない奏法を独自のアプローチや言葉を使って学んでいく。マーチ・ワルツ・ポリフォニー・カノン・ラテン音楽など様々なスタイルの楽曲の中にそれらの技術を盛り込み、幅広い音楽性の向上を目指す。
目次
1 ボウイングスラーを覚えよう
2 デタシェとマルトレを覚えよう
3 4の指を使って弾こう
4 「なつかしいカノン」を弾こう
5 長調と短調のしくみを調べよう
6 「フェアリーワルツ」を弾こう
7 「哀愁の彼方に」を弾こう
8 「喜びの朝」を弾こう
9 第3ポジションを使って弾こう
10 「ココナツの木の下で」を弾こう
著者等紹介
安部慶子[アベケイコ]
福岡市生まれ。広島市で4才よりバイオリンを始める。東京芸術大学附属音楽高校を経て、同大学音楽学部卒業。奨学生として米国留学。ペンシルヴェニア州立大学大学院にて比較国際政治学を専攻するかたわら、音楽学部で助手を務める。修了後、ピッツバーグオペラオーケストラ等でコンサートマスターを務め、1980年よりピアニスト故R.ゼルキン氏を中心として室内合奏団を結成。89年帰国、東京に本拠を移し、ソロ、オーケストラの他、日本・メキシコ国交100周年公式親善合奏団、ソリスタス・デ・トーキョー、コンサートマスターとして97年メキシコ演奏旅行。ストリングス・プラザ・in・あきた、および小出郷文化会館事業講師、音楽教育の底辺の拡大に広くたずさわっている。学生時代より幼児から成人のビギナー、プロ迄の約15ヶ国の生徒を35年間にわたり指導している。迎陵子、井上武雄、W.ハンケ、M.フルノーバ各氏に師事
樹原涼子[キハラリョウコ]
熊本市生まれ。武蔵野音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業。ピアノを八戸澄江、有馬俊一、白石百合子の各氏に、ジャズピアノ、編曲、音楽理論を故八城一夫氏に師事。1991年より、連弾の手法を用い歌詞でイメージを広げながら子ども達の音楽性と演奏技術を開発する新しいメソッド「ピアノランド」を発表、ベストセラーとなる。現在、全国でピアノランドセミナーを開催、マスターコースではピアノ指導者を、ピアノランドスクールでは子ども達を指導している。ピアノ曲の他、ゲーム音楽・CM音楽等の作・編曲などを手がけ、ピアノ教育界に新しい提案と実践を続けている
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