出版社内容情報
昭和~平成に150巻を超えるラインナップを擁した、ON BOOKSの名を冠す第3の新シリーズの8弾。各曲をしっかり聴こうと思っている人向けに1冊で1曲を扱い、「総論、著者が語る楽曲の魅力」「楽曲解説」「演奏史・録音史・名盤」の3部構成をとります。
J.S.バッハの代表的な宗教作品をその魅力とともに徹底詳解! 現代におけるこの作品の存在意義を「序」で述べたのち、第1章では作品の成立事情について前史を含めて詳解。第2章では、バッハの宗教音楽全体の中での受難曲の位置を提示、そして微に入り細を穿った詳細な楽曲解説を展開。第3章では、演奏傾向を分類した上で、それぞれの代表盤を中心に多くの録音に言及した「録音史」を詳述。古楽を得意とし、新聞・専門誌・講演等で活躍、読者からの信頼も厚い著者が、作品の魅力を1冊で語り尽くします。
内容説明
なぜ現代の聴き手を感動させるのか?「別格」宗教作品の魅力を徹底詳解!楽曲の魅力、楽曲解説、演奏史・録音史・名盤の3部構成で“マタイ”をきわめる!
目次
第1章 “マタイ受難曲”への道(宗教的背景;「受難曲」の成立)
第2章 バッハの“マタイ受難曲”(“マタイ受難曲”の誕生;“マタイ受難曲”の構成と台本;楽曲解説)
第3章 “マタイ受難曲”主要録音からたどる演奏史(“マタイ受難曲”の復活と、ロマン派的演奏の時代;原典への回帰(1)―全曲演奏と「小編成バッハ」
原典への回帰(2)―古楽演奏の登場
HIP、多様な試み、そして未来へと向かう“マタイ受難曲”)
著者等紹介
矢澤孝樹[ヤザワタカキ]
1969年山梨県甲州市生。慶應義塾大学文学部卒。水戸芸術館音楽部門に19年勤務、主任学芸員を務める。弟の急逝により2009年帰郷。現在ニューロン製菓(株)および(株)アンデ代表取締役社長。一方音楽誌、朝日新聞クラシックCD評、演奏会・CDなどに執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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yoneyama
沖縄電鉄社長
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