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出版社内容情報
世界的に上演回数の多いドニゼッティの「ランメルモールのルチーア」と並ぶ名曲。ルチーアと同じくイタリア語の権威・坂本鉄男の訳。
1800年代前半に活躍した、ドニゼッティの代表作のひとつ。台本はヴェルディの作品にも多くを提供したフェリーチェ・ロマーニの手によるもの。
物語は、好きになった女性になんとか自分へ興味を持ってもらうために「惚れ薬」(実はボルドー・ワイン)をだまされたとも知らずに譲り受けて飲み、さまざまな展開を経て思いが成就するというもの。冒頭に中欧中世の伝説『トリスタンとイゾルデ』の話が語られ、そういう薬があったらと主人公が期待するところから始まる。
訳者は日本を代表するイタリア語研究者でオペラにも造詣が深いため、翻訳本文の正確さ、徹底した詳細な註は、これまでの対訳本を一新する決定版ともいえる内容となっています。これまで通り、欧文と日本語翻訳文が同時に目に入るよう工夫されたレイアウトも大きな特徴です。
あらすじ
主要登場人物および舞台設定
主要人物歌唱場面一覧
対訳
あとがき
【著者紹介】
東京外国語大学イタリア科卒業。東京芸術大学講師、東京外国語大学助教授を歴任後、国立ナポリ大学“オリエンターレ”政治学部教授。2002年同大学退官、現在もイタリア在住。日伊文化交流への功績によりイタリア共和国コンメンダト―レ勲章、日本国勲3等瑞宝章受章。著書は『和伊辞典』(白水社)、『現代イタリア語文法』(白水社)、『イタリア歴史の旅』(朝日新聞社)、『オペラ対訳ライブラリー「プッチーニ トスカ」』、『同「ヴェルディ 椿姫」』、『同「ロッシーニ セビリャの理髪師」』『同「ランメルモールのルチーア」』(音楽之友社)など多数。
内容説明
イタリア語とオペラに精通した著名な訳者による、新訳・決定版です。イタリア語と日本語が同時に目に入ってくる画期的なブロック構成、オペラを聴きながら内容が理解できる工夫がされています。精読派も満足、語学のテキストとしても最適です。豊富な訳注も入れました。
目次
第1幕(刈入れする人にはなんと素晴らしい慰めか;なんと美しく、なんとかわいいのだろう!;おめでたいわ、このページ{に書いてあること}は!;パリスが気取って;そうそう、私の娘さん ほか)
第2幕(歌おう、乾杯しよう;歌うことが喜ばせるならば;ゴンドラの女船頭ニーナ;静粛に!公証人のお出でだ;結婚パーティは ほか)
著者等紹介
坂本鉄男[サカモトテツオ]
1930年神奈川県生まれ。東京外国語大学イタリア科卒業。東京芸術大学講師、東京外国語大学助教授を歴任後、国立ナポリ大学“オリエンターレ”政治学部教授、2002年同大学を退官後もイタリア在住。日伊文化交流への功績によりイタリア共和国コンメンダトーレ勲章、日本国勲三等瑞宝章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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量甘
bluelotus
里季
蝶子
虹の蛇