出版社内容情報
基本的な奏法や、リコーダーの授業で直面する指導のポイントを解説。授業や発表会で使える楽曲も10曲以上掲載。音源CD付。
2007年4月号から2008年11月号まで『教育音楽』に連載していた「リコーダー大好き!」(全20回)を「音楽指導ブックシリーズ」として単行本化。タイトルの通り、リコーダーを初めて手にした時から、苦手意識を持つことなく「リコーダーを大好きに」なってもらうため、姿勢、持ち方、吹き方など基本的な奏法はもちろんのこと、「きれいな音が出ない」「グループ指導のコツは?」「音楽会で演奏する際の選曲は?」など現場で指導していて直面する問題に焦点を当て再構成。写真や図も用いながら指導のポイントを解説する。また、著者が授業や発表会でよく用いる曲を10曲以上掲載するほか、著者も「演奏会にもぴったりの素晴らしい曲」と魅せられた、上柴はじめ氏の楽曲「ソラシドマーチ」「一番星を見ながらまた歌おう」の2曲を掲載。掲載楽曲の音源(CD)も付ける。子どもへの「言葉がけ」を太字で表示するなど教員が使いやすいよう工夫した。
はじめに 4
Part1 演奏する前に 5
1 各部の名称 6
2 組み立て方 6
3 手入れの方法 7
Part2 リコーダーが大好きになる12のコツ 11
case 1 吹くのをやめない時は?――やくそく 12
case 2 「よい姿勢」とは? 15
case 3 ピッチがばらばら――チューニング 17
case 4 ベスト・ポジションを探そう!――構え方・くわえ方 20
case 5 いい音が出ない時――指の押さえ方 27
case 6 乱暴な音になってしまうのはなぜ?――息づかい 30
case 7 「トゥ、トゥ」だけじゃない! タンギングのコツ 37
case 8 最後がビシッと決まらない――音の止め方 43
case 9 音がひっくり返ってしまう――低音のコツ 46
case 10 正しいサミング、できてますか?――高音のコツ 52
case 11 リコーダーで強弱はつけられるの? 56
case 12 ♯、♭をどう扱うか? 59
コラム1 差音 63
Part3 リコーダーがもっと好きになる! 65
1 指導のコツ 66
1.グループで聞かせにくる。ハンディあり! 66
2.音符指導苦戦中 69
2 音楽会をしよう 74
1.音楽会ではどんな曲を? 74
2.短い曲を長くする 78
3.さむーい体育館での発表 82
4.本番直前にやること 85
コラム2 ジャーマン式、バロック式 88
音楽会向け楽譜集 90
「ソラシドマーチ」 91
「一番星を見ながらまた歌おう」 95
「夕暮れの街」 99
運指表 101
あとがき 102
【著者紹介】
1953年岩手県生れ。国立音楽大学教育音楽学科卒。現在、東大和市立第二小学校音楽専科主任教諭。市内の小・中学校の音楽の先生とリコーダー・アンサンブル活動を続け、上杉紅童、遠藤一巳、吉沢実、北御門文雄、守安功、松島孝晴各氏の指導を受けた。『ひびけリコーダー』『たのしいリコーダー・アンサンブル』?@~?F(いずれも教育研究社)などのテキスト、曲集作りを手がけるほか、各地のリコーダー講習会で講師を務めている。
目次
1 演奏する前に(各部の名称;組み立て方 ほか)
2 リコーダーが大好きになる12のコツ(吹くのをやめない時は?―やくそく;「よい姿勢」とは? ほか)
3 リコーダーがもっと好きになる!(指導のコツ;音楽会をしよう)
音楽会向け楽譜集(「ソラシドマーチ」;「きらきら星/また会おう、また歌おう」 ほか)
著者等紹介
千田鉄男[チダテツオ]
1953年岩手県生まれ。国立音楽大学音楽教育学科卒。大学卒業後、東京都青梅市の小学校の音楽専科教員となり、市内の小・中学校の音楽の先生とリコーダー・アンサンブル活動を続け、上杉紅童、遠藤一巳、吉沢実、北御門文雄、守安功、松島孝晴各氏の指導を受けた。その後、北御門文雄氏の主宰するアンサンブル「コンソート・ヴァイク」で長年にわたり活動し、リコーダーの演奏、アンサンブルの作り上げ方など大きな影響を受けた。一方、「また会う日まで」などの合唱曲をはじめ、子どものための合唱曲や器楽曲を数多く作曲、編集し出版している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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